NPO法人
えんぱわめんと堺 /ES

SAY()の

性教育
性ってなに? 生きるって?

「性」と「生」の健康教育

〜思春期の性・生をともに考える〜

SAY(性・生)の会とは

私たちの「性」は実にさまざまです。
そのさまざまな「性」と向き合って、どのように「生」きていくのかを互いに
「SAY(言う)」、言葉にしていこうという願いを込めて名づけました
性の知識と、性と社会・文化との関係性や、
生命の大切さを人権の視点から語り考えます。

私たちの活動

『いじめ』『虐待』『性暴力』など子どもに関わる事件が頻繁に報道され、社会においても深刻な問題となっています。その根底には性にまつわる要因も多いと感じています。
性に関する教育は学校では制限もあり、なかなか進んでいません。さらに思春期の子ども達が情報を得ようとしても、誤った情報がメディアを通して氾濫している状態です。
この年代の子どもたちは周りから影響を受けやすいばかりか、自分が困った状況に陥ってもなかなかおとなには相談できないことが多いです。

その10代の子ども達へ人権の視点で身体についての知識や性に関する正しい情報を伝え、具体的なテーマについて語り合うことにより、自尊感情を育み、性・生に関わる適切な自己決定ができるように支援していきます。
性・生について学んだ子どもたちが、自分の気持ちからだ大切にし、自分自身と向き合うことで、他者の気持ちからだを大切にできると考えます。また同世代の子どもたちに学んだことを伝える『ピアエデュケーション』につながることも願い活動しています。

ワークショップ(参加体験型形式)

「性の話って人前で話していいの?」「恥ずかしい」「人前で話すといやらしいと思われるかも?」「友だちとは話すけど」そんな風に感じている子ども達もいます。 大切な話として真剣に考えていくことが大事だと思います。中高生にとって身近なテーマを取り入れながら、ロールプレイ(寸劇)を見ながら考えます。
  • デートDVとは?
  • 自分のからだのしくみ
  • ”つきあう”って
    どういうこと?
  • ジェンダーとは?
  • 命の誕生
  • 人間が生まれるって?
  • 性の多様とは?
  • ピアプレッシャーって?

実施に向けて事前の打ち合わせをし、生徒に合ったプログラムを構成することを大切にしています。
ワークショップ形式(参加体験型学習)で一方的に講義をするのではなく、生徒の意見を聴きながら本音を出してもらい全体共有しながら正しい性の情報を伝えます。

プログラムの効果

  • ・正しい情報を知ることで自分自身を大切に守ることができる。
  • ・性の多様に気づく
  • ・自分のからだを肯定的にとらえる
  • ・思春期のからだの変化を肯定的にとらえる
  • ・ネットや周りの友だちからのあやまった情報に気づける

プログラムの構成例

対象 就学前・小・中・高校生・一般
定員 クラス単位・学年単位・グループ単位など
開催場所 参加者を収容できる広さの部屋(教室・体育館・集会所など)
※ 黒板またはホワイトボードが必要です
所要時間 60分から(ご相談に応じます)

プログラム実施例

例1「被害者にも加害者にもならないために」

〇大切なからだ
・プライベートゾーン
・体の清潔 (機能・名称・性器の洗い方)
・月経の仕組みと手当
・夢精について
 
〇からだの境界線、心の境界線を知る
・ロールプレイ(短い劇)見て考える
  
例:友だちからやりたくないこと(たばこ)を誘われる
  同じクラスの好きな人の匂いをかいだり、髪の毛をさわる
  

参加者の感想

生まれてくる確率は低いのに、生まれてきたのがすごい。自分の命を大切にしたい。(小5)
性器の洗い方とか教えてくれたから次からはその洗い方をしようと思いました。(小5)
自分が大切なら他の人も大切。人は心もからだの形も違うのはすごいなぁ。(小5)

「人はそれぞれ体の成長の時期は違うよ」と言っていたので少し安心しました。(小5)
くち・むね・せいきはさわったりさわられたりしたらあかん。(支援学校 中3)

身体のしくみ、人との関わりから教えていくと、自然に話の中に入っていくことを実感した。                             (支援学校 教師)
受講後、家庭でも性器の洗い方の見直しなど、影響があった。(支援学校 教師
ロールプレイは全員参加だったので、全員が「いや!」と表出できた。(支援学校 教師
男女一緒にお互いの体について学ぶ場をもてたことがよかった。(小学 教師)


例2「つき合いから見えてくるピアプレッシャー」

〇“つき合うとは”
・ロールプレイを見て考える
  
まわりの友だちからのプレッシャーによりキスをしてしまうカップル。
そのつきあいから見えてくるジェンダーの刷り込みとピアプレッシャーを考える。
子どもたちの周りでささやかれる噂や、当たり前だと思っていること、
社会やメディアからの影響について検証する。

 
〇性の知識
・漫画や雑誌などのメディアから得ている間違った性の知識を整理し、正しい情報を伝える
 
〇セックスすることによるリスクについて
・望まない妊娠
・避妊
・性感染症
 
〇自分も相手も大切にする人間関係とは
・アサーティブな自己表現
  …ワークシートを使って考える
・お互いを大切にするコミュニケーション

参加者の感想

他人の意見に流されずに一個人としてどう生きていくか、とても大切な事を学んだ。(中3)

今日みたいにわきあいあいと性の勉強をすることがなかたので、びっくりしました。(中3)

普段親には恥ずかしくて聞けないような話だったのですごくためなりました。(中3)

いつもふざけて急所をにぎったりしているのでやめようと思いました。(中2)
将来の自分の体から1つの命、1人の子どもが生まれるかもしれないと思ったらすごく大切にしないと!って思えた。(中2)


例3「デートDV防止プログラム」

〇SAY(性・生)の会紹介
・性の多様について
 
〇DV(ドメスッテック バイオレンス)はなぜおこるのか
・暴力のタイプと構造(セクシュアル ハラスメントについてもふれる)
・ジェンダーバイアスによる影響
 
〇デートDVを考える
・ロールプレイを見て、ワークシートに記入
  
「俺と友だちのどっちが大事やねん!」という彼・・・
彼女は怖くて謝り彼の言いなりに。
そんな彼とのつき合いに、
「私って本当に愛されているのかな・・」と不安になる。

参加者の感想

性の勉強でいろいろな事を知っていれば、悩む事も少なくなり相談されても教えてあげることもできる。(高2)
性感染症は自分一人だけの問題でないと知り、意外と身近な事だと思った。(高1)
『女の子が「いやや」って言っても、本音では「いいよ」ってことだよ』ってSNSでかいてあるけど、人それぞれやし、勝手に思い込んで行動したらあかんって思った!(高3)
コンドーム実習はびっくりしたけど、他人事ではないし、いざというときのためにもなった。                                   (高3)
デートDVの話はもっと早くに聞きたかった。過去に似たようなことがあって、聞いていれば自分も友だちも何か違ったんじゃないかと思った。(高3)
同性愛など色んな形がある。平等に生きられる社会に、いつかなってくれたらいいなと思う。                                    (高3)
講演後SAYの会のみなさんとお話しできたことも、生徒に伝えていく大切さを改めて感じることができた。(高校教師)
昼休みなどの質問時間に、生徒が個別にSAYの会の人に話が聞けてよかった。(高校教師)
「自分の中にある性差観に気づいた上で、生徒に接する」むずかしさを感じた。
相談にのっているつもりで、「二次被害」の行為をしているかもしれないと思い、慎重にと言い聞かせます。(教職員研修)

本校にも心配な生徒がたくさんいるが、別れたほうが良いや、こちらの都合で話を聞いてしまったりと、反省する点がたくさんあった。 (教職員研修)
☆自分の性に関する意識が男女平等でないことに気付けて良かった。(教職員研修)